その後   11.25.2001

あれから僕はオールドマックから引退してしまい、SE/30もキーボード、マウスを抜かれ、電源ケーブルも抜かれて完全にオブジェになっていました。時々カフェにやってくるギャル達に「カワイイ!」とか言われながら。それはウソだけど。そうこうしているうちにやっぱりやってきてしまいました。そう、熱が。基盤を見たくてウズウズしてしまうのです。まずはSE/30だけでも起動できる状態にしておこうと思った訳でして。

ちょうど最近ケーブルテレビインターネットに加入し、dacafe.もブロードバンダーの一員になっていたところで、ここでSE/30をブロードバンドルーターとして活躍させれば、24時間稼動のSE/30となり、遅れも十分挽回できるってものです。何に遅れているのかは分かりませんが。

でもSE/30のイーサカードなんて高いはずです。買えるはずがないのです。そう思いながら以前巡回していたサイトをひさしぶりに回ってみたのですが。

あ! 1000円!

買ってしまいました。最初はこういう事から始まるのです。そしてどんどん深みに落ちていくのです。分かっていながら・・・・・

届いたイーサカードはfallaron製でした。装着してからOSをインストールするとapple純正のドライバで認識しました。さっそく8500とファイル共有してみましたが、SE/30のモニタで他機種のHDDを覗くというのもなかなかオツなものです。

さてさて、いよいよルーター化計画なのですが、もちろんSE/30にはイーサポートは1つです。ケーブルモデムから出てくるのはやはり10Base-Tです。つまり、ケーブルモデム→ハブ→SE/30&全てのマシン、となってしまい、ケーブルテレビの巨大LANに直接全てのMacがぶら下がっているような、気持ちの悪い構成になってしまいます。ま、ルーティングできればいいんですけど。

さっそくIPNetRouterをSE/30にインストールします。そのままSE/30をネットに繋ぎ、ルーティングするイーサポートは仮想ポートを指定します。つまり1枚のイーサカードに擬似的に2つのIPアドレスを与えてしまう訳です。全然理解できていないのでウソッパチかもしれませんが、まぁ繋がりました。これでオーケーです。家中からネットできます。使うのは僕だけです。ハッ・・・。また意味のない事を始めてしまったのではないだろうか、と疑問も浮かんでくるのですが、実は最初から気付いていますのでいいのです。Macを開けて何かカードを挿したかっただけです。正直は気持ちいいものですね。

その後、やはりこの繋ぎ方(イーサカード1枚ルーター)では自宅内のパケットが外に垂れ流しになっていることが判明してしまいました。つまりSE/30に引退しろということです。まだ動きだして1週間です。もうすこしスクリーンセーバーも眺めていたいのです。たいした事情ではないですが、それだけの理由でこのまま少しの間はパケットを垂れ流してみる事にしました。そのうちNubus Macあたりに交代させましょう。また買うことになるのか、大変だな。ニヤリ。

書き忘れてしまいましたが、途中で有名なシマシマックになりました。メモリ関係を挿しなおしてみましたが、すばらしきシマシマ具合のままです。これはもう有名なコンデンサー交換をするしかなさそうです。もちろんこちら福岡でコンデンサーを売っているところなどしりませんので、WEBの友人に助けを求めるとすぐに送ってくれました。さらにコンデンサーの替え方、ハンダゴテを当てる位置まで図解したメールまで。感動して泣き崩れそうでしたが、そんなことはもちろんウソで、即解体作業に入ったわけです。幸い図解メールのおかげで簡単に交換でき、起動音がなりスマイルマックを見た時には感動して泣き崩れそうでした。やはりウソですが。

そんな訳で、今はまだパケットを垂れ流しつつルーティングしています。早いとこ違う機種と交代しなければいけないのですが、見事に忙しいのです。珍しく。
 
 
 
 
  SE/30の開腹手術   01.28.2001

とりあえずSE/30を開けてみることにした。ブラザーの送ってくれたトルクスドライバーを使い、ブラザーの送ってくれなかったマックオープナーは使えず(笑)なんとか開腹に成功。その時だった。

カラカラカラーン・・・・。あ・・・ロムシムが落ちてる・・・。(笑)

なんと、ロジックボードからROMSIMMが抜けていた。故障なんかじゃねっすよ。コレ。タダなのに動いちゃうかもよ。ドキドキ。さっそくロムシムをロジックに差し込む。あれ?ツメがない。なるほど。そうゆうことね。 あまりに綺麗にツメが折れているので斜めに差し込むように見えるけど、実はメモリと同じように垂直にぐっと立ててやらなきゃならないんです。その時止める為のツメがないわけ。ま、仕方ないのでホットボンドでさりげなく固定。(さりげなくはない)そんなこんなで組みたてる。HDDは40MBだったのでウチの標準OS、7.5.5をインストールする為にも250MBを奢っておいた。メモリも30pin4MB*4をたして20MBに。餞別じゃ。

しかし、恐いね。ブラウン管むきだしだもん。HDDを取り出す時なんか、指とコイルが5cmくらいまで近付く。さわっちゃったらどーなんだろ。指とんだりすんのかな。でも9インチだもんな。気合いでなんとかなるよな。(なりません)つーか、先に放電させましょうよ。

さてさて、いよいよ起動! ぽーん・・・・・・。 これか!これなのか!みんなが書いている、ぽーんは! ステキだ。ステキなハーモニーだ。(単音です)システムは6の英語版。シカゴフォントがいかしてますわ。 そんなわけでやってきましたSE/30、ステキカフェにコンパクトマック。基本ですね。客も増えるね。まずはイーサカードかな。アクセラレーターは価格的に無理だし。ま、次回は磨いて写真撮らなきゃね。

ここだけの話ですが、実は250MBのハードディスクのおかげで苦労しました。LC475用のフロッピーディスクがあるんで楽勝とか思ってたら、なんとSE/30が2DD(800K)のフロッピーディスクであることが判明。よっぽど初期のSE/30なんでしょう。つまり初期化せずに入れたHDDに手の出しようがない・・・・。2HDの穴にテープはって、ダウンロードしたシステム6.0.7入れても無視。仕方なくまた開腹して、2台のHDDを6100に内蔵して丸ごとコピー。やっとオッケーとあいなりました。疲れたっす
 
 
 
 
  Old Macのキング、SE/30   01.27.2001

SE/30・・・・いい響きだ・・・・。(写真はSEですね。ま、ほぼ同じですけど。)おそらく一生買うことはなかったであろうSE/30が、なんとマイカフェに転がりこんできやがりました。しかもタダで。キャー。ヒデキカンゲキー!実はこれ、妹のダンナ様からのプレゼント。大学のコンピュータールームからの頂き物で、すでに動かないとのこと・・・・。

おーおー、おにいさまにまかせんしゃい!どんなMacでも修理しちゃるばい!

とは言ったものの、コンパクトマック自体に触ったことがないのす。これはピンチってことであんちゃんの威厳を賭けwebで猛勉強。うーん。SE/30のサイトって多いのね。さすがキング。 さっそく情報収集。これは得意なので没頭。そしてカゼをひく。ほうほう、どうやら基盤上のコンデンサの液モレが原因で画面がシマシマになる、その名もシマシマック!という故障が多いらしい。コンデンサの交換でよくなるとのこと。オッケー。余裕っす。ってコンデンサなんてどこ売ってんの?おそらくこの辺にはねぇでしょう。4cm角の冷却ファン探すのにも手間取ってんのに。

そしてやって来ました、キング、SE/30!か、か、かわいい!状態もまずまず、日焼け具合も程よくステキ。しかし、起動せず。いきなり画面はノイズだらけ。うーん。起動音すらしない。どうやらこれが有名なシマシママックですね。焦ったりしないわよ。コンデンサ、コンデンサ。さっそく下調べしておいたSE/30修理サイトを覗く。シマシマックにもたくさんの種類が。シマシマの状態を図で描いてあるのだが・・・・ んお?・・・変だな・・・みんな横縞じゃん・・・。ウチのキングは縦縞なのだ。あ。あった。最後に書いてある。「縦縞の場合の多くは、メモリ、ロムシムの接触不良が原因。」まさかね。そんなはずはないよねブラザー。