君と出会うまでに 見た空は

パパが飛ばしてくれた

紙ひこうきよりも高く

手をかざし 目を細め

流れる雲を見送った



力いっぱい 空気をためて

力いっぱい 息吸いこんで

力いっぱい はしゃぐ君の

じゃんけんポン! の、かけ声が

大きく空にこだまして

はじめてボクは、この空が

ボク をちゃんと見ていたと

ボクら をちゃんと見ていたと

大好きな君は おしえてくれた



どんなに遠くにいる時だって

どんなに離れている時だって

君の声は聞こえているから、、、

ちゃんと ここで聞いてるから、、、



君が隣にいない時でも

孵らぬ卵を抱きしめるように

ボクは 決してうつむかないよ



君がどこかにいる限り

ボクは空を見つづけるんだ




from shinobu